メンタリング・プログラムとは?

メンタリング・プログラムが、高業績の達成の要に!

 従来のピラミッド組織をプロジェクト制に転換、単純にフラット組織にしても、直ぐに高業績
を達成することにはなりません。従来のプロジェクト別の職制では、組織の垣根が厳然として存在
し、これを乗り越えることは、非常に難しいのが現実です。

 高業績を達成するには、限られた人材を如何に効率的に、やる気ある人材の育成にあてる組織横
断的育成支援システム
が必要となります。また、社員に留まらず、外部のメンバーも含めたプロ
ジェクト・チーム全体を対象とした統合的育成支援システムにすることです。良い事例が、育成支
援プログラム(英語名:メンタリング・プログラム)を組んで進める方法です。その中心的役割を
果たすのが、組織横断的なメンターであり、メンターの抱える問題点を全社的立場で、調整する

コーディネータ(育成担当)の存在が重要になります。これらが統合的に機能して、パフォーマ
ンスをあげることが出来るのです。この実現に、組織横断的機能を備えた育成支援プログラムが大
きな役割を果たしていま
す。メンタリング・プログラムを実現するには、指導員の名称をメンターに変えるだけでは
ないのです。


目標達成を容易にする人材育成プログラムへの10の条件

 目標を達成するために、どのような視点で、育成支援プログラムを進めていくべきかを考えてみましょう。もし、上司が単純に仕事の分担を決めるだけで、担当が自発的に実行出来るのであれば、全く苦労はないと言えます。一番効果が高いのは、脳科学的にも、メンバーが、情熱的に、自発的に自分のキャリア達成のためと考え、努力する仕組みをつくることです。このためには、各メンバーの目標を明確にし、業務遂行に必要なメンターを決め、メンターとの1対1の支援の仕組みをつくることです。しかし、メンターを決めるだけでは、何も進みません。
 まず、部下の育成はどのようにしたら良いのか、経験のない状態では、前に進めません。たとえ自己流のやり方を押し付けても、やりがいある育成効果は期待出来ません。そこで、メンタリング・プログラムの導入前には、必ずメンター予定者に対して、オフ・サイトで学ぶ機会をつくる必要があります。これがメンター研修です。このメンター研修では、育成スキルと同時に、育成の楽しさ、やりがいを感じとることも必要です。育成方法は、一応理解できた段階で、メンティが決まっていれば、まず最初は、メンティとの面談で、目標の設定を行います。目標は、本人の希望、目指すキャリア目標、業務を遂行する上で何が求められているのか、これから担当する業務内容等の要素をすべて考慮に入れ、メンティの上司も含めて、総合的な視点で判断します。
 また、目標の達成には、期間を区切って実施する方が効果がありますので、育成支援プログラム(英語名:メンタリング・プログラム)の期間を設定し、支援期間中の中間点及び終了後には、プログラム効果の測定を実施することです。特に中間時点で、効果測定を実施することで、改善すべき項目が明確になれば、最終段階での効果測定は一層良い結果が期待でき、実績としての評価も高まります。さらに、育成の見える化項目を明確にして、メンバーに周知徹底することで、職場での定着も進みます。
 マネジャーは、通常、現在必要な仕事だけをやらせることが多いですが、市場の変化に合わせて、どのような市場のニーズが出て来てくるかを念頭に入れ、将来を見据えながら、メンター/メンティに気づきを与えることが重要です。


期間限定のメンタリング・プログラムで、効果測定を宣言する!

 メンターを単純に決めるだけで、メンターが喜んで、積極的に育成してくれれば、苦労はないですが、通常、それだけでは育成は進まないものです。
  メンターとメンティの一体感を作り出すことが、最初のステップですが、目標の設定が、本人にとっても、チームにとっても効用がある内容に設定すれば、やりがいが高まるのは当然で、最初は取り敢えず期間を半年か1年と設定して始めることです。どうしても、難しい場合は、延長するか、メンターを変えるかは、後の検討事項です。その間、メンターやメンティも、何らかの形で、進行状況を把握し、改善材料にすることです。一番効果があるのは、プログラムの中間時点で、プログラム効果測定をメンター/メンティの両方に実施して、その内容を分析し、改善を織り込んで進めた場合は、最終結果が大幅に改善しているケースが多く見られます。今後は、この育成の見える化は、非常に重要なノウハウです。
 このプログラム効果測定のステップがあるのと、ないのとでは、結果/成果に大きな影響を与えます。とかく、効果測定のアンケートなど、面倒でやっていられないと思われがちですが、最初は、専門家に手伝ってもらう必要がありますが、一旦軌道にのれば、そんなに面倒とは感じなくなります。より高い改善レベルに達成するためにも、効果測定に意欲的な専門家の支援を得て、もっと積極的にメンタリング・プログラムの手法を活用しましょう。
 このような成長記録とメンター実績は、今後貴重なキャリア情報になりますので、人事情報システムに活用できれば、将来は、タレント・マネジメントの実現に一歩近づきます。

 良く行われるメンタリング・プログラムの事例として、下記があります。

 これらの詳細は、企業研修のサイトで、これらの具体的な事例を見ることができます。
 また、メンタリング活用事例を、「これぞ、世界のメンタリングだ!」コースで、体験頂くことも可能です。

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